ご存じのように、近年、がんやがん治療の後遺症に苦しむ若年女性が増えてきています。日本がん・生殖医療学会はかねてより、がんと向き合い妊娠・出産・子育てをしたいと思う若年がん患者の支援に努めてまいりましたが、このような姿勢が評価され、(株)三菱UFJフィナンシャル・グループ (以下、MUFG)から「女性特有のがん予防に対する取り組みへの支援」を受けることとなりました。
本委員会は、MUFGの全面的な賛助の基で女性が安心してライフプランを築き、様々な場面で活躍できる社会の実現を目的に、若年女性を含めた継続的ながん検診等の早期発見・予防方法を皆様と共に考えて広めていきます。ちなみに委員会名の「-Medical Upfront message For Girls and women-」の頭文字の中にはMUFG(三菱UFJフィナンシャル・グループ)が込められています。具体的には、HPVワクチンに関する適切な情報提供や、20代・30代女性に対するブレストアウェアネス、子宮頸がん検診、がん・生殖医療等に関する包括的な情報提供を実施進めて参ります。また、未来の若年女性のヘルスリテラシ―の向上を実現するため、より若い世代への教育について皆様と共に考えて取り組んで参ります。
本委員会の活動を通じて、多くの方々に女性特有のがんの予防・早期発見・治療と妊娠について理解を深めて頂き、次世代も含めて1人でも多くの笑顔が増えることを願っております。皆様にも今後、進捗をご報告して参りたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。